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執筆者の写真La-Vida

翼標本をつくってみた

こんにちは!

mintanです😊

またブログが久しぶりになってしまった…週1回は更新したいのに…

あっという間に数か月経ってるので怖いですね~。。こうやって年取るのよ。。(;^ω^)汗

さて、今日はちょっとセンシティブな内容でしょうかね。

翼標本を作製しましたので、作成過程を記録として残そうと思います💡

弔い方法はいろいろあると私は考えていますが、賛否あるとも思います。。

行程の写真もありますので、苦手な方は閲覧ご遠慮くださいませ<(_ _)>💦

翼標本作成

※出来栄えに関して、実はやや不満…途中でアクシデントがあったので。。(-_-;)も~。。。

翼標本とは

標本(ひょうほん)は、全体の中から取り出し観察・調査を行う一部分をいう。分野によって特定の意味を持つ場合がある。 英語: specimen)鉱物生物化石などの全体(個体群体など)または一部(組織細胞など)を、繰り返し観察し、データが取得できるように保存処置を講じたものを標本と呼ぶ。しばしば必要に応じて固定染色等の処置を施し、研究目的に沿った観察に適するようにする。

(Wikipediaより引用)

翼標本とググってもその言葉単体ではWikipediaに出てこないですね~

翼標本よりも「羽標本」の方が言葉としては一般的なのかな?

まぁ、単純に鳥の翼を標本にしたものです。

私が翼標本の存在を知ったのは…昨年、昆虫標本の作製中に調べものをしていた際に

目にした写真からでした。

なんて美しいんだろう…

ただただ…そう思いました。

翼という存在の美しさ。空を飛び回ることへの永遠の憧れ。自由の象徴・・・・?

とにかく美しくて魅了され、そのまま制作方法をかなり調べました。

いつか機会があったら、自分でも作成してみよう・・・そう決めて。

ヒメウズラを標本葬にします


うちで過ごしていたヒメウズラちゃんです。

私の手の中でひっそりと息を引き取りました。。

亡くなってからも、まるで眠っているように綺麗でかわいいその姿を

ただ埋葬するんではなくて、いろんな形で残したいと考え…

すぐにまずは翼標本に残すことにしました

翼を胴体から外す

※ここからは解体、標本作成過程の写真になりますので苦手な方注意です。

翼の付け根を胴体から切り離します。

今回、急遽行ったので特別な道具は手元にありませんでした。

普段からペットのごはん用に使用しているキッチンハサミだけを使用していきます。

翼の付け根にハサミを入れて簡単に外せました。

1人でやっているので写真に残せませんでしたが💦 少し切り込みを入れてひねりながら切り進めるようにすると簡単に外れました。

外した状態の写真です。

解体するにあたり、ペットシートを下に引いて作業しています。

胴体から切り離した部分になります。体に対して大きな翼ですが、接合部分の面積は小さいですね。

翼を外した胴体部分はペーパーに包んで冷凍庫へ。これも叩かれそうですが…(-_-;)

こちらは骨格標本にするかな…少し考えます。とにかくすぐに腐敗が始まるので即冷凍です。

骨と肉を外す

標本にするにあたり、乾燥させて腐敗や匂いを防ぐために余分は骨・肉は切除します。

上腕骨に沿って、ハサミを入れて切り進めます。

今回は上腕骨とその周辺の肉だけ取り除くことにしました。

ヒメウズラは小さいですし、ほかの部分を残しても問題ないだろうという自己判断です。

上腕骨に沿って、関節付近まで切り開いたところの写真です。

そこから上腕骨を抜き取ります。

ハサミでくっついた肉を切り離しながらこれも簡単にできました。

抜き取った上腕骨と翼です。 これが大きいと骨付き肉・・・・?

結構大きな骨と肉の塊を除きました。写真にはないですが除ける肉はここで切り取りました。

抜き取った骨と肉は少量とはいえ、捨てたりなんてできませんので、食葬としてうちのたぬきがおいしく頂きました。命に感謝です。食べた子の血となり肉となります。

※おろらくこれが後のアクシデントにつながる…

無駄にしたくありません。

これもね…賛否あるかと思いますがね。。自然界では極当然の事ですし、命は循環しているから。私はそう考えてます。不快になられた方がいたら申し訳ないです。。

翼を洗浄・乾かす

ここまでしたら、翼を綺麗に洗って乾かします

優しく流水で流してから、ハンドソープで洗い、また流水ですすぎました。

濡れるとこんな状態になります。

みすぼらしい…(;’∀’)一気にボロボロになってしまった感じがします。。。

がドライヤーをあてて乾かしていくと、ほわほっわの綺麗な元通りの羽になります✨

上が洗浄前の翼で、下が洗浄・ドライヤー・コームでとかした後になります。

ちなみに、メイク用品のまつ毛コームを使用しました。

とかすととっても綺麗✨

とんでもない事するなと思う方もいるとは思うのですが…

この、丁寧に洗って丁寧にブロー作業をしている作業中に

これは愛だなぁと思いました。 何言ってんのって思う人の方が多いと思うけど…

生前のあの子の事を考えながら、もう1度別の形で生まれ変わらせて

また長く一緒にいられるように丁寧に作業しました。

エンバーミング的なことになりますかね。

針で保定して乾燥させる

あとは形を整えて、待ち針を使って保定していきます。

昆虫標本の纏足と同じ感じですね。

このまま乾燥させて形をキープします。

右に映っている2つのほわほわは翼の付け根部分の羽毛です。

かわいいのでこちらはアクセサリーにして身に着けられるようにしようと思います。

肉や皮はほぼ付いてないのですが、先端に少し残っているので一緒に乾燥させます。初めてにしては上出来ではないでしょうか?✨

ここまで一気に行って、深夜帯になってしまったので…

ようやく一息ついて…寝ようかなと。。と誰も触れない高い位置に保定した翼を置いて寝室へ。

数分して、微かながら聞きなれない物音がした気がして戻ると・・・・

ケージからタヌキが出ている!?!?!😨

大型犬用のケージで2重ロックなので、外せないはずなのにタヌキが外にいるうえに、翼標本のボードが下に落とされている!?!?

いろいろ何事!?!?!?!?

かなり慌てましたね。。マチ針使っているので飲んでいたら即病院!!!

死んじゃう!!!!😨💦 血の気引きました。。。

たぬきの状態を見てからそっとケージに戻して、待ち針の数を数えたら…

さすが、賢くて鼻先の器用なたぬき・・・・上手に待ち針だけ抜いて乾燥させたかった翼の根本の肉が少々残っていたふわふわの部分だけ食べられていました…

切り取った際に、少しあげたことによって味を覚え

嗅覚がするどく、執念深いたぬきなので近くに置いてあったボードに執念でたどり着いたんでしょうね。。迂闊でした。。。今後さらに気をつけねば…

ケージから出られないと過信してはいけませんね。。💦

何をするか本当にわかりません。。。

この後出た事ないので、本当にこの時火事場の馬鹿力じゃないけど普段出ない力発揮したんでしょうね…

めちゃくちゃ綺麗にできてたのに食べられてもうた・・・(´;ω;`)💦

でもまぁ、たぬきに大事なくて本当に良かったからよしにしましょう。。

ボロボロになってスッキリしてしまった。。とほほ…

※写真は保定し直したので、マチ針の数が食べられる前と異なります

額装して完成

まぁ、そんな感じですったもんありましたが…

なんとか初めての翼標本が完成しました~✨

↓↓出来上がりがこちら↓↓

なかなかいい感じなのでは?(*”▽”)♡

当初は横長の額に翼だけを収めようと思っていたのですが…

食べられてボリュームが減ってしまいましたし…(´;ω;`)

ドライフラワーなどと一緒に入れた方が部屋の雰囲気に合う、かわいい感じになりそう?と考えいろいろ探していたら丁度良いものを見つけました~♡

今回使用したのは、3coinsで見つけた

花のある暮らし「ウッドフラワーフレーム」


↑画像クリックで3coinsのHPへ

すでにドライの葉っぱやお花が入ってて丁度いい!!そのまま翼足すだけでいい感じになりそう!という事で採用✨

ただ、HP見てもさすがにもう在庫はないかも…(;^_^A

ブログ作成が遅くて結構前の話なので…ちゃんとタイムリーに記事書けるように頑張らねば。。無理だろうけどもw

ちなみに翼は固定していないので、気分によってまた違う額装に変更可能です♪

毎日眺めては綺麗だな…とあの子を想っています。

作ってみてよかったです。とってもいい感じ!!

元々ドライフラワーの額がおしゃれなのが大きいと思いますが・・・w

おわりに・・・

今回の記事は賛否両論あるでしょうが…(;^_^A💦

こういった弔い方法もあるという事で…

私はとても気に入っています✨

また機会があればいろんな標本作りをしていきたいと思いますね!

↓↓今回参考の文献↓↓


最初に翼標本に魅了されてからすぐにじっくり読んで参考にさせていただいた記事がこちらです。

こんなに本格的に上手にできていませんが、何も知らない私には大変参考になりました💡

最後までお読みいただきありがとうございます。

それではまた👋

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