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執筆者の写真La-Vida

多頭飼育現場の不妊手術(避妊去勢手術)を行いました



写真の現場は1月のものになりますが既にもう一つの現場も終了(後日詳細記事up予定)しております。

昨年末、宮古島の離島 伊良部島にて個人ボランティアさんからご相談を受けました。

このままだと多頭飼育崩壊しそうなお宅が3宅あると。

そのうちの一つが今回の現場になります。

TNR(捕獲trapし,避妊去勢手術neuterを行い,元の場所に戻すreturnこと)は当法人では人手不足により導入していない活動でして、力を入れておられる団体をまずはご紹介するのですがそれでもうちでお願いしたいとなりやはり取り組むべき内容と受け取め今回動き出しました。

今回のお宅は、松葉杖をつくご年配の方が一人暮らしされていました。

まずは飼い主さん宅にいってお話をさせて頂き、今は飼育出来る頭数ではあるがこのままだと確実に増える事。

飼育出来る数のうちに手術をした方が良い事。

以前に多頭飼育崩壊により一気に15匹保健所に収容されレスキューが大変であったので今回そうならないようにサポートしたい事。

など色々お話させて頂き検討して頂くようお願いしました。

考え方が違う方を説得するには大変で、ましてや今までの飼い方に何の疑問を持っておられないので、初めて接触するボランティアという存在に戸惑われたりします。

後日、宮古島保健所の担当者に指導に入って頂きました。

動物愛護法とは何か初めて耳にしたのではないでしょうか。

その間に、宮古島の犬猫事情にいつも気に掛けて頂き主に収容犬猫の医療を掛けている 宮古島動物病院様 に多頭飼育現場の手術をして頂けないかご相談しました。

「手術する事により収容される動物が減るならば是非!」とお返事頂き本当に有難いです。

そしてこちらで色々調整している間、個人ボランティアさんは飼い主さんの気持ちが離れないよう常にお家へ出向き寄り添って頂きました。

お話させて頂いてから日にちは開きましたが飼い主さんの手術許可も得て、当日獣医師から説明もして貰いスムーズにみんな手術する事が出来ました。

ご近所さんと会ったときに「これで増えないなら良かったさ!」となかばご機嫌に声を掛けられました。

この飼い主さんは、猫を飼いたい!と思って飼い始めたのではなく家に迷い込んだ所お腹を空かせていたのでご飯を与えたのが始まり。

伊良部出身の方から話しを聞くと、猫に餌を与えない人は大体猫嫌いだから迷い込んだら石を投げる。

だから行き着く先は優しくして貰えるお家。

集まる場所も決まってくるとの事。

このおじいさんは一人暮らしで寂しかったんでしょう。

生活困窮者ですが猫達にはよく餌を与えていたみたいで丸まるとしています。

猫もちゃんと見分けついていたので可愛いがっていたのは分かります。

術後も個人ボランティアさんが様子を見て下さいますのでひとまず安心です。

少しずつ飼育環境も改善していくと思います。

この度手術のご協力を頂いた宮古島動物病院様

指導に入って下さった 宮古島保健所様

いつもご支援下さっている皆様

そしてとても積極的に動いて下さった個人ボランティア根岸様

根岸さんのフォローはとても重要でした。

私が不在中シェルターでお世話ボランティアしてくれたしほさん。

多くの方々のご協力で無事、猫達の手術を施す事が出来ました。

心より心より感謝申し上げます。

有難うございます!

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